雨漏りに困っている方必見!屋根の形状で雨漏りを防ぐ

家を建てたりリフォームした際に屋根までキチンと打ち合わせしていますか?
意外と屋根は工務店やハウスメーカー任せで、後になって雨漏りしやすかった形だったなんてケースありますよね。
そこでどんな形状が良いのか考察していきたいと思います。

一般的な切り妻屋根とは?

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切り妻屋根は構造が単純な分、比較的丈夫で雨漏りしにくい構造になります。
最も一般的で子供が家を描くと四角の壁に三角屋根を描きますが、その三角部分がまさに切り妻なのです。
メンテナンスも構造が単純な分安価で済みますが、傷み易い部分が三箇所あるので定期的にメンテナンスやチェックしないといけません。
てっぺんの大棟・軒先・ケラバがメンテナンスポイントで、雨漏りの際にバケツを置く箇所はその三箇所の下になります。
水浸しになると困る部屋は配置出来ませんので、もし切り妻であれば徹底的にメンテナンスしておくと良いですね。
接合部分はどんな屋根でも弱点ですので、最終的な引渡しの時にも接合がキチンとしているのかチェックするのも大事です。

片流れ屋根なら丈夫かな?

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片流れと呼ばれる一枚板が多く、接合部分が殆どないので一見良さそうですが片側に雨水や雪が集中して流れていくので雨樋が傷み易い傾向にあります。
雨樋のチェックがしやすければ問題ありませんが、林や森などが近くにあり落葉樹などの落ち葉の影響を多大に受けそうな場所では雨樋に詰まる可能性が高いので季節毎の雨樋チェックが必要になります。
片流れ屋根ではメンテナンスも安価で済み、チェックしやすく雨漏りも殆どない上にお洒落なイメージがあるので若い世代に人気の形状になり、新築の屋根では多く採用されている形状になります。
紫外線の影響を受けやすい素材の場合は傷みが進行しやすいので注意が必要ですが素人でも錆やひび割れ等チェックしやすいのでお勧めです。

豪雪地帯に多い招き屋根の特徴とは?

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招き屋根とは切り妻を段違いにして片方を長くして、反対を短くし長くした屋根側を絶壁状態にして壁を高くできるので室内空間を広く出来る特徴があります。
豪雪地帯の家に多く雪が解けにくい北側を短い屋根にして風雪の影響を最小限に抑える役目を果たします。
強風や雪は屋根を傷める原因になりますのでリスクを減らしたいリフォームには最適な形状になります。
ただ接合部分が多くあるのでキチンと雨仕舞いしないと雨漏りの原因になりますので、工事の際には細心の注意を払っておくと良いです。
最終的には素材も大事になりますので、価格・耐久性・強度・メンテナンスを考慮して信頼出来る業者によって施工してもらい雨水がキレイに流れるように勾配に気を配れば良いですね。