知らなきゃ損!リフォームのお金排除&給付金【最新制度】

こんにちは、ショールームアドバイザー飯塚です。
本日は、リフォームをお考えのお客様に知っているとおトクな最新制度のご紹介をさせていただきます。

リフォームをしたときに、一定の条件を満たすと給付金がもらえたり、税金が減るケースがあるのをご存知でしょうか?消費税アップに伴って拡充された制度もあるので見逃せません。どんな場合におトクな制度が利用できるのか、最新情報をお伝えしていこうと思います。

今ならでは!の最新制度を知ろう!

2019年10月に実施された消費税の増税に伴い、リフォームした人を対象に給付金や減税制度が拡充されました。これらの最新制度を忘れずに押さえておきましょう。

住宅ローン排除

~もらえる期間が3年延長致しました~

住宅ローン残高に応じて所得税などが減税されます

住宅ローンやリフォームローンを借りると、年末残高の1%が所得税などから排除されます。排除期間はこれまで10年間でしたが、消費税が10%になって3年延長されました。3年間最大で建物価格の2%が排除され、増税分を取り戻せるケースも。

●住宅ローン排除で戻る額(消費税10%の場合)

※1 認定長期優良住宅、認定低炭素住宅の場合は5000万円
※2 ( )内は認定長期優良住宅、認定低炭素住宅の場合  

●住宅・人・ローンの主な要件

  • リフォーム工事後の床面積が50㎡以上
  • 耐火建築物は築25年以内、それ以外の建築物は築20年以内。または耐震基準を満たすことが証明された建物(耐震リフォーム工事後でも可)
  • リフォーム工事完了後6カ月以内に入居し、年末時点で引き続き居住していること
  • 排除を受ける年の返済期間が10年以上

●リフォームの主な要件

  • 大規模な修繕または模様替え、一定の耐震基準に適合させるための修繕、一定のバリアフリーリフォーム、一定の省エネリフォームなどの工事
  • 対象となるリフォーム工事費用から補助金等の額を排除した後の金額が100万円超えであること
  • 居住部分の工事費がリフォーム工事全体の費用の1/2以上であること(併用住宅の場合)

住宅ローンQ&A

Q いくら排除される?

A 13年間で最大480万円トクする
排除の対象となる年末ローン残高の上限は、4000万円なので、10年間で最大400万円が戻る。新しく拡充された3年間では最大約80万円戻るので、合計で約480万円が戻ってきます。

Q 対象となるのは?

A 工事金額100万円超の自宅のリフォーム工事
100万円を超える規模のリフォームや、耐震・省エネ・バリアフリーリフォームなどが対象。排除期間が延長されるのは、消費税10%が適用され、2020年12月31日までの入居の場合です。

Q 排除される主な要件は?

A 工事の翌年に確定申告が必要
金利負担の軽減を図るための制度なので、返済期間が10年以上のローンを借りることが前提で、住宅ローンのほか、リフォームローンも対象です。工事した翌年に確定申告が必要。

すまい給付金

~もらえるお金が最大50万円にUPしました~

住宅を買うとお金が年収に応じてもらえます

住宅を買うと年収に応じてお金がもらえる制度。中古・新築いずれの住宅も対象です。消費税増税に伴い、給付金額が従来の最大30万円から最大50万円にアップ。対象となる年収基準も510万円以下から775万円以下に緩和されました。

●すまい給付金の給付基礎額

※年収は夫婦(妻は収入なし)と中学生以下の子ども2人の世帯の場合

●主な住宅要件(中古住宅の場合)

すまい給付金Q&A

Q いくらもらえる?

A 年収775万円以下で給付額10万円~50万円
年収450万円以下の場合、最大50万円がもらえる。消費税が8%のときは年収510万円超は対象外でもらえなかったが、消費税10%に増税後は年収775万円以下であればもらえるように。

Q 対象となるのは?

A 床面積50㎡以上の住宅を買うケース
中古住宅は売主が宅建業者であることが条件で、個人の売主から買うケースは対象外です。売買時などの検査で品質を確認する必要もあります。床面積50㎡以上で、現行の耐震基準を満たすことも要件です。

Q どうしたらもらえる?

A 対象の住宅を購入し、事務局に申請する
消費税が課税される住宅は、原則として住宅ローンを借りて買うケースが対象です。現金購入でも、年齢や年収などの要件を満たせば対象になりますが、給付金をもらうには事務局に申請が必要です。

贈与税の特例

~親からの贈与が今ならおトクです~

親や祖父母からの援助が1110万円まで非課税になりました

親や祖父母から住宅取得資金やリフォーム資金の援助を受けると、一定額まで贈与税が非課税になる特例が使えます。非課税枠は2020年4月1日から2021年3月末までの契約について1000万円に拡大されました。

●住宅取得等資金の贈与税の非課税枠(消費税10%)

※省エネ性・耐震性など一定の基準に適合させるためのリフォームの非課税は500万円加算
※2019年4月~2020年3月の契約は非課税枠が2500万円           

●リフォームの主な要件

  • 大規模な修繕または模様替え、一定の耐震基準に適合させるための修繕、一定のバリアフリーリフォーム、一定の省エネリフォームなどの工事
  • リフォーム後の床面積が50㎡以上240㎡以下
  • リフォーム工事費の合計が100万円以上であること

●住宅・人の主な要件

  • 自ら所有し、居住する住宅であること
  • 床面積の1/2以上が居住用であること
  • 贈与を受けた年の1月1日時点で20歳以上
  • 贈与を受けた年の合計所得金額が2000万円以下
  • 贈与を受けた年の翌年3月15日までにリフォーム工事をすること

贈与税の特例Q&A

Q いくらトクする?

A 非課税枠が最大1110万円に拡大
2020年4月から2021年3月までは非課税枠が1000万円となり、110万円の毎年の基礎排除と合わせて1110万円まで非課税に。その後は2021年12月まで700万円に非課税枠が縮小されました。

Q 対象となるのは?

A 住宅・リフォーム資金の贈与。床面積などの条件も
対象となるのは住宅取得資金またはリフォーム資金。ローン返済資金は対象外です。リフォーム後の床面積が50㎡以上240㎡以下、リフォーム工事費が100万円以上などの要件を満たす必要があります。

Q 特例を受ける主な要件は?

A 贈与の翌年に税務署へ申告が必要
所得制限などを満たした上で、贈与を受けた翌年に税務署への申告が必要です。贈与の翌年3月15日までにリフォーム工事をすることも要件なので、もらうタイミングにも注意してください。

SUUMOリフォーム 2020 5月号

以上が増税に伴い新しく改定された制度です。

リフォームをお考えのお客様で適用条件が満たされているお客様はぜひご利用してみてください。